Window 用のファイラであるAs/R にて、現在開いているディレクトリを カレントディレクトリにして Windows 用のコンソールエミュレータであるConEmu を起動する方法について書きます。
試した環境
- As/R 9.4.6
- ConEmu 17.9.10.0
やったこと
まず、As/R にコマンドを登録します。
- As/R の[ツール]→[環境設定]→[オプション]でオプションを開く。
- 左側から、[インターフェイス]→[コマンド定義]を選択する。
- 「定義ファイルの編集方法」を[TXTに関連付けられたエディタで開く]を選んだ状態で「ユーザー外部コマンド」を選択する。
- 開かれたExternalUserCommand.txt にて、"EOF" と書かれた行より上の行に以下を記述する。
42501<Tab文字><Tab文字>N--<Tab文字>"C:\Program Files\ConEmu\ConEmu64.exe" -Single -Dir %NowDir% -run {Shells::cmd}<Tab文字>ここからConEmuでcmdを起動
- (補足)上記は私の環境における場合です。コマンドID や ConEmu のパスなど自身の環境に合わせて書き換えてください。
- テキストを保存してオプションダイアログを閉じAs/R を再起動する。
以上でAs/R にコマンドを登録することができました。 次に、登録したコマンドを呼び出す設定を行います。今回はキーボードに割り当てました。
- 先ほどと同じように As/R の[ツール]→[環境設定]→[オプション]でオプションを開く。
- 左側から、[インターフェイス]→[キー割り当て]を選択する。
- 機能が割り当てられていないキーを適当に選び、「編集」を選択する。
- 機能一覧ダイアログから、[外部コマンド]→[ユーザー外部コマンド]を展開すると、
先ほど設定した説明文の「ここからConEmuでcmdを起動」があるので選択してOKを押す。
- 私が試したときは「ユーザー外部コマンド 42501」のままになっていましたが、
そのままそれを選択しました。そして何度か試しているうちに反映されました。(2022/6/13追記)改行コードを確認するといいかもしれません。私の場合は、反映されないときはCRになっており、CR+LFに変更したところ反映されました。
- 私が試したときは「ユーザー外部コマンド 42501」のままになっていましたが、
- オプションダイアログをOK を選択して閉じる。
以上で設定が完了しました。
割り当てたキーを押して、ConEmu が立ち上がることを確認できます。
立ち上がらない場合は、ConEmu のコマンドグループに{Shells::cmd}
が割り当てられていないかもしれません。
ConEmu のStartup の設定を確認してみてください。
課題
コマンドプロンプト以外の起動もできるようにしたいです。 特に、Msys2-64 とmingw64 の起動を行えるようにしたいです。