「切り取り&スケッチ」と「Win + Shift + S」との違いについて

環境

  • Windows10 バージョン1903

本題

Windows10 をバージョン1903にアップデートした後で Snipping Tool (画面キャプチャアプリ)を起動したところの以下ように表示されたのに気づきました。(この表示は以前のバージョンからあったみたいです)

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Snipping Tool の表示

私はこの表示を見たときに、「切り取り&スケッチ」というツールが存在してそのショートカットが「Win + Shift + S」だと思ったのですが、 この2つはどうやら違うようです。
画面をキャプチャしてそれを画像ファイルとして保存するまでの流れをそれぞれの場合で確認します。

切り取り&スケッチ

まず「切り取り&スケッチ」ですが、これは Snipping Tool と同じような流れで画面をキャプチャできました。

  1. まずアプリのウィンドウが出てきます。 f:id:kakashibata:20190804222217p:plain

  2. ウィンドウ上の「新規」をクリックして切り取りを開始すると、領域の切り取りモードの選択と画面の切り取り範囲の選択が行えるようになります。 f:id:kakashibata:20190804220516p:plain

  3. 画面をキャプチャするとアプリのウィンドウ上で画像のプレビューと編集が行えるようになり、保存します。 f:id:kakashibata:20190804222224p:plain

Win + Shift + S

次に「Win + Shift + S」ですが、 こちらの場合はアプリのウィンドウなどは出ず、 いきなり領域の切り取りモードの選択と画面の切り取り範囲の選択が行えるようになります。
そして画面をキャプチャするとクリップボードに保存されたという通知が出ます。

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その通知をクリックすると、「切り取り&スケッチ」の編集画面が現れるので、保存します。 クリップボードに保存されているので、通知をクリックせずペイントを起動して貼り付て保存することもできます。

おわりに

「Win + Shift + S」は「切り取り&スケッチ」に似ていますが、ところどころ違う挙動をします。
特にキャプチャ範囲選択後の挙動は大きく違います。 「Win + Shift + S」を初めて使ったときは通知をOFFにしていたので、キャプチャ後に何もリアクションがなかったので戸惑いました。
しかし領域の切り取りモードの選択と画面の切り取り範囲の選択が最初に現れるのはお手軽だと思いました。