はじめに
英語のトレーニングとしてシャドーイングは有名ですが、
私が初めてシャドーイングを実践した時は全くできませんでした。
その時の印象が以下の通りです。
- 聞いたそばから抜けてしまう
- 自分の発した声で音声が混ざって聞き取れない
これらの点から、シャドーイングは自分には向かないトレーニングだと考えるようになってしまいました。
日本語のシャドーイング
私は『英会話・ぜったい音読 標準編』という教材を使って英語の音読を行っています。
この音声データには各セクションの始めにイントロダクションが日本語で流れます。
この日本語部分をシャドーイングしたところ、いとも簡単にできました。
日本語なら聞いたそばから抜けることもなく自分の発した声で音声が混ざっても聞き取れたのです。
日本語でシャドーイングをすることで分かること
シャドーイング自体が出来ることを確認する
最初に書いた通り私はシャドーイング自体が出来ないんじゃないかと思っていました。
しかし日本語でのシャドーイングが出来たことで、シャドーイングそのものは出来ることが分かりました。
こうすることでシャドーイングできない原因を切り分けることができます。
つまりシャドーイングできない原因が単に英語に不慣れだからということに絞れます。
同時にシャドーイングができないのは音響に原因があるのではないかという疑いも取り除けます。
シャドーイングの出来の目安になる
シャドーイングを見様見真似で始めたときは、どのくらいの質でできるようになればいいのか見当がつきませんでした。
日本語のシャドーイングで、本来やればこのくらいできるのだということを実感できます。
もっとも、日本語と同じ品質で英語でシャドーイングすることを目指すというよりは、
日本語での出来と比べて英語での出来が何%だったという評価に役立つという意味合いです。
おわりに
日本語でならシャドーイングができるなんて何を当たり前なと思う人もいるかと思いますが、私にとっては発見でした。
できるかどうかわからないトレーニングを続けるのはしんどいですが、
慣れればできるようになると思えるとしんどさが幾分取り除かれます。
自信持って取り組めるようになったとも言えます。
私と同じように、英語のシャドーイングが出来なくてシャドーイングは向いていないと感じている人は
日本語のシャドーイングを試してはいかがでしょうか。
私は『英会話・ぜったい音読 標準編』の音声データを使いましたが、使用する日本語音声はなんでもいいと思います。
英会話・ぜったい・音読 【標準編】?頭の中に英語回路を作る本
- 作者: 千田潤一,国弘正雄
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 2000/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 10人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (22件) を見る