はじめに
この記事は、平成30年度国語の問題について書いてます。
いうなれば問題についてのネタバレがありますので、
自力で解きたい方はご注意ください。
あと、素人の自己解釈なので間違っている可能性があります。
先週解いたセンター試験の現代文で間違えた問題についてなんで間違えたのか考察していきます。
問題はこちら
問題を解いた結果などを書いた前回の記事はこちら
私は今回、語句の意味を問う問題(解答番号13)と内容理解を問う問題(解答番号16)を間違えたのですが、 この記事では、内容理解を問う問題の反省を行います。
他人にもわかるほど妊娠中の妻を気遣っていた夫
先に言ってしまいますと解答番号16は正解が①なのですが、
私は正解の候補から①を真っ先に外してしまいました。
選択肢①の文章を引用します。
三十数年前にも年配の夫婦が席を譲ってくれたことを思い起こし、他人にもわかるほど妊娠中の妻を気遣っていた夫 とその気遣いを受けていたあの頃の自分に思いをはせている。
選択肢の「他人にもわかるほど妊娠中の妻を気遣っていた夫」という言葉から、
本文46から47行目の内容に合わないなと判断したのです。
私は「他人にもわかるほど妊娠中の妻を気遣っていた夫」という言葉から
お腹の大きい妊婦さんと付き添う男性をイメージしました。
本文では「お腹はまだほとんど目立たない頃」とあるので合わないなと。
つまり「他人にもわかるほど」というのは「妊娠中の」に掛かる言葉だと思ったのです。
しかしこの「他人にもわかるほど」というのは「妊娠中の」ではなく「気遣っていた」の方に掛かる言葉だと答え合わせしたときに気づきました。
それならば本文の内容から外れていません。
ただ「他人にもわかるほど」が「妊娠中の」に掛かっていたとしても、本文をよく読めば合っているような気もします。
また、ここで問われていることは「心の動き」なので、
変なところに引っかからず選択肢中の心の動きにかかわる部分を読めば、
ほかの選択肢は心の動きに関する内容が本文だけでは判断しきれないことが含まれていると判断して、①を選べられたかもしれません。
正解を知った後だからそのように見えてくるだけでしょうか。
おわりに
先週解いたセンター試験の科目の中でも現代文は自信のある科目で、
しかも本文の内容を問う問題は間違えないだろうと思っていたので、
この問題を間違えたのは悔しかったです。
しかし、現代文に自信があるといっても時間をかければ解けるという意味です。
国語の解答時間のうち現代文に時間を多く割いてるから点数をとれているだけで、
古文漢文にしわ寄せがきていることは明らかです。
そのあたりのことも考慮しなければと思います。