社会人がセンター英語で実力測定することについて

はじめに

この記事では、私と同程度の実力を持つ英語学習者にセンター英語を使って英語の実力を測定してみたらどうかという提案をします。
といっても、私自身実践はしてますがまだ結果を出せていないので、有効かどうか検証中です。
また、一般的に利用されている英語の実力測定として資格・検定試験(特にTOEIC)を引き合いに出していますが、 それらを下げる意図はございません。 両立しうると思っています。
以上のことをご理解していただけたらと思います。

対象とする人物

以下の条件にあてはまる人に対して、センター英語の勉強をすすめたいと思います。

  • 英語上達を目指す社会人
  • TOEIC で400点前後

上の条件というのはつまり私のことです。
センター英語を解いてみると、5割から6割の得点です。 そして筆記は時間内に解き終わりません。 大問を1つ解けずに時間が来てしまいます。
こうした実力ならば、センター英語の点数をものさしにして英語学習を進めるのもありではないかと思います。
しかし筆記・リスニングともに9割以上で時間内に余裕をもって解き終えることができるのならば センター試験はものさしにならないかと思います。

やり方

大学入試センターのサイトでは過去3年の試験問題とその正解が公開されています。
この試験問題を決められた解答時間内で問題を解き、採点します。
それだけです。
時間を測るのも採点するのもすべてセルフです。

特徴

問題が無料で入手できる

大学入試センターで公開されている試験問題は無料で入手できます。 なので無料で実力測定が行えます。 しかも本試だけでなく追試の問題も公開されているので、年2回無料で実力測定が行えます。
おまけにリスニングは試験音声だけでなく試験音声のスクリプトも公開されているので、 試験に使用したリスニング音声は音読素材としても利用できます。

レビューはもらえないが解きなおしができる

TOEIC では試験問題が回収され試験後に解きなおすことはできませんが、 結果には点数だけではなく詳細なレビューが返ってきます。
一方、センター英語は一度解いた問題を解きなおすことができますが、 どこが苦手なのかを自分で見極めなければなりません。

履歴書・経歴書に書けない

TOEIC 等の資格・検定試験と違ってセンター英語の点数を履歴書・経歴書には書けないでしょう。
TOEIC の点数が取れる人にとってはデメリットですが、 点数が取れない人にとってはノーダメージです。

ネタバレに弱い

過去問を使う訳なので問題を解く前に内容を知ってしまう危険があります。
特にセンター試験終了直後は試験内容についてのツイートが増えるので気を付けなければなりません。

廃止される

センター試験は2019年度(2020年1月)の試験を持って廃止されます。 2020年度からは大学入学共通テストという新テストになります。 それにより英語は民間の資格・検定試験に変わります。 ただし、2023年度までは大学入試センターが用意した問題もあるとのことです。 そうなると試験問題が今までのように無料で入手できるのか怪しくなってきます。
そのことを逆手にとって、英語学習のマイルストーンとみなすこともできなくもないです。 要するにそのときまでにはセンター英語を余裕で解けるレベルになっていることを目指したいです。

まとめ

社会人の英語の実力測定といったら資格・検定試験が一般的ですが、 基礎固めがまだまだの人にとっては センター英語で実力測定するのも悪くないのではないでしょうか。